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国宝プロジェクト 文化遺産震災救助プログラム

出所: 中日传播网 作者:中日传播网 更新時間: 2008-10-22 0:00:00

中華文明の象徴でもある文物、古代建築、古跡などの貴重な伝統文化遺産は、数千年の歴史を誇る、再生不可能な文化遺産でもあり、全人類の貴重な財産でもある。今年5月に起きた中国の四川(氵+文)川大地震により、多くの文化財が重大な被害を受けた。

中華社会文化発展基金会は、中華人民共和国文化部主管の全国的募金基金会であり、2003年から、文化遺産保護を訴え「国宝プロジェクト」を実施してきた。20085月末、羅哲文、鄭孝變、周干峙、呉良鏞、謝辰生など文化遺産保護の専門家による提案を基に、中華社会文化発展基金会が「国宝プロジェクト?文化遺産震災救助プログラム」事業を開始することになった。200864日、1428分、北京で「国宝プロジェクト?文化遺産震災救助プログラム」を開始し、四川省(氵+文)川で起きた大地震により被害を受けた、文物、建築、歴史的文化遺産に対して緊急、修復措置を施すと同時に、社会各界へ伝統文化の再現を呼びかけた。

 

「国宝プロジェクト?文化遺産震災救助プログラム」が始まってからは、政府や社会各界など広範にわたる関心が集まった616日、国家文物局局長単霽翔は、“救急行動”に対して、以下のように表明している。

「積極的に文化の遺産の震災の救急行動を展開することを呼びかけて、全力で文化財を修復する行為は、本当に人を感動させます。私達により一層精力的に働くように励ましてくれました。そして専門家たちの献身的な精神を大いに支持し、新聞『中国文物』などのメディアとの関係を築き、宣伝を強化し、より多くの民衆に呼びかけ、文化遺産保護事業への支持を促す。

 

地震被災地の文化遺産損害状況については、被害程度、緊急を要するかなど総合的かつ科学的見地から、杜甫草堂、李白故居、宝光寺、漢平陽府君闋を「国宝プロジェクト?文化遺産震災救助プログラム」の第1期重点緊急救助プログラムに定め、国内外各界に向け募金活動を繰り広げ、被災した文化遺産の救済と修復を呼びかけた。

被災した文化遺産を救済することは、緊急を要するだけでなく、長期的でかつ重大な任務である。「国宝プロジェクト?文化遺産震災救助プログラム」では関連する法律、政策、基金会規定を遵守し、確実で効率よく、募金活動や専門家のコンサルティング、出資援助、宣伝、公益活動などの各事業を展開する。そして募金用途は、募金者の考えを尊重した上で、主管部門により適切に割り当てられる。同時に、社会の監督を受けることで、募金の使用用途における公正、公平、透明性を保つ。

 

文化遺産の保護は、われわれ全人類の共同責任であり任務である。

 

援助項目1:杜甫草堂 唐代遺跡

 

 

 杜甫草堂は、全国重点文物保護単位であると同時に、国家一級博物館、国家AAAA級の観光地でもあり、悠久の歴史、文化の名城、成都を代表する文化的名所である。2001年末、杜甫草堂から、広面積に渡る遺跡及び唐代文物が多数発掘され、杜甫草堂の内在する歴史、文化をより豊富にさせた。

今回の地震により、杜甫故居や唐代遺跡の土台の強度を弱め、土壌の崩れを引き起こした。その他、風化やカビ、コケなどが、遺跡保護を更に難しくしている。特に、出土した遺跡「唐牌」の保存状況が特に懸念されている。

 「唐牌」とは、遺跡発掘中唯一の文字と明確な年の記載のある文物で、碑文は完全で整い、石碑そのものは、大変貴重で文化的価値も高い。現在、石碑の表面にある亀裂は拡大し、風化の危険性にも直面し、緊急の保護が必要である。唐代遺跡と出土した文物の修復にかかる費用は500万~600万元である

 

援助項目2:李白故居 隴西院

 

 四川省紅油市青蓮鎮に位置する李白故居は、太白祠、隴西院、粉竹楼などの遺跡を含め、省級保護単位に認定されている。

地震により、李白の幼少時代の居住地でもある隴西院の唐朝から現在に至る「山門」は完全に倒壊、瓦礫の山となった。敷地面積4000㎡の李白故居は、赤い外壁に囲まれ、3分の2が重大な被害を受けた。

その他、隴西院の「照壁(中国伝統建築のひとつ、大きな門の中にある塀で、視線や風を遮る作用がある)」、粉竹楼の照壁、太白祠の両脇の堂もすべて倒壊。李白故居の修復にかかる費用は500万元である。

 

援助項目3:宝光寺

 

 宝光寺は四川省成都市郊外北へ16kmの新都区にあり、2001年、全国重点文物保護単位に認定された。後漢時代に建設され、清代に改築、一つの塔と、5つの殿堂、16の院で構成され、中軸線上に「福」の字の照壁、山門殿、天王殿、宝光舎利塔、七仏殿、蔵経楼、紫霞山が順次建てられている。中国仏教の禅院を表現、中国唯一の早期仏教寺廟の「塔を中心に、寺と塔の一体」という典型的な寺廟で、仏舎利、優曇華の花、貝葉経など貴重な文物が収蔵されている。

 唐代末期から続く宝光寺傅法世系は、著名な仏教禅宗、修行僧集団の一つであり、長江流域の「四台修行僧集団」のなかでも規模が最も大きい。また「宝光禅院」とも称され、国内外からの知名度も高い。宝光寺は今日に至るまで、禅宗臨済宗楊岐派の儀軌制度(仏教儀式における一連の規範)を受け継ぎ、楊岐派の禅法は、宋、元時代に日本へと伝わった。そして鎌倉時代、日本の禅宗は、二十四派中、二十派がこの楊岐派から生まれた。現在宝光寺の方丈和尚は、「傅臨済正宗」第56世である。

 

地震により、宝光寺の殿堂、像など多くの文物が被害を受けた。その中でも、宝光寺舎利塔の被害状況が極めて重い。塔自体が西南方向に傾き、塔の先端部分は、最大92mm傾き、塔の上部にまで幅1mm2mmの亀裂が多数入った。

 地震は羅漢堂内の仏像の被害に留まらず、仏殿の瓦のズレや崩落を引き起こした。その他、寺門前の「照壁」と山門殿の城壁に多数の亀裂が入り、清代に建てられた西花園後園の長さ約20メートルの煉瓦壁は倒壊した。すべての修復にかかる費用は、1000万元。修復作業は、一度解体し、いくつかのグループに分け段階別に実施する。

 

 

援助項目4:漢平陽府君闋

 

 漢平陽府君闋は、四川省錦陽市内にあり、全国重点文物保護単位に認定されている。後漢時代末期(195年前後)に建てられ、東向きに、2つの門の距離は、26.2メートル、全国でも現存する数少ない門で、母体、土台、柱、上部、天井と4つの部分から構成される。

地震が、北側2つの主門と、副門が動き、門が捻じ曲がり、5mm以上のズレが生じた。さらに一部分脱落や破損も受けている。破損面積は80平方メートル、修復にかかる費用は70万元である。

 

 

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