日中共同世論調査結果、こう見る-本木克英さん 王珊さん
出所: 世研调查网 作者:世研调查网 更新時間: 2008-4-30 0:00:00
◆文化的な距離感に寂しさ 映画監督本木克英さん
「思い浮かべる人」のズレが興味深い。中国人は過去より現在の日本政治に興味がある。ぼくが北京に短期留学した85年は、当時の中曽根首相が断トツで有名だった。一方で、日本人はまず、歴史の授業で習う政治家の名を挙げる。「三国志」のようなゲームソフトの影響も大きい。伝統文化の方に関心が向きがちだが、芸能人でジャッキー?チェンしか上位に挙がらないのは寂しい。日本で中国映画の上映は増えたけれど、娯楽映画ではなく作家性の高いものばかりだから逆に大スターが出にくいのか。
中国では日本ドラマの海賊版ビデオCDが人気だが、コメディーより悲劇が受ける。山口百恵や高倉健が知られているのは悲劇のドラマや映画に出演したためだ。「てなもんや商社」(98年)で中国ロケをしたとき、コメディーに対する感覚の違いを感じた。中国では喜劇というと、まず政治などへの風刺を連想する。日本人は意味のないギャグが好きだ。
全体的に「近くて遠い」という印象が強いのが残念。日中の共同製作でコメディー映画が撮れるくらい文化的な距離感が縮まるといいのだが。(談)
(もとき かつひで)
◆低い好感度、報道に一因? 朝日新聞アジアネットワーク客員研究員?王珊さん
「仲良くしたらよい国」で中日両国とも米国がトップなのは分かる。ただ中国で、2番目がロシアというのが信じられない。日本の方がはるかに共通の文化がある。「日本を嫌い」が中国で半分以上など、互いの好感度が低いのも気になる。
メディアの影響が大きいのではないか。13億人の中国は価値観も教育も住む地域も違い、個人の考えもそれぞれだ。正しい報道がされれば両国関係は発展するし、誤って報道されれば誤解も高まる。
日本メディアも、残留農薬ややせる薬の害だけでなく、中国のプラス面を多く伝えてほしい。
日本への関心が家電製品に向くのは当然だ。今でも中国人は日本製品が一番ほしいのだから。「思い浮かぶ人」の小泉首相は靖国参拝が理由だろう。でも田中角栄や東条英機に比べて、短期的なものだ。中田英寿選手はアジア一のプレーヤーとして、中国の若者に強烈な印象を与えた。
中国には日本の技術や資金が必要だし、政治?安全保障面で両国が協力すれば、東アジアは安定する。そのためにも相互信頼を大事にしたい。
(ワンシャン 中国現代国際関係研究所助教授=談)